コラム
交通事故で整骨院に通うメリットと注意点
2024.01.21
交通事故で整骨院に通うメリットと注意点
交通事故に遭ってしまったら、 どこで治療を受けるべきでしょうか? 病院に行くべきだと思う方も多いと思いますが、 実は整骨院にも交通事故の治療に強いところがあります。 整骨院には、病院にはないメリットがありますが、 同時に注意するべき点もあります。今回は、 交通事故で整骨院に通うメリットと注意点についてお話しします。
交通事故で整骨院に通うメリット
交通事故で整骨院に通うメリットは、主に以下の3つです。
– 手技療法や温熱療法などで痛みやコリを和らげることができる
– 仕事や家事などの日常生活に支障がないように機能回復を目指すこ とができる
– 病院よりも待ち時間が少なく、通院しやすい
交通事故でよく見られるケガの一つに、むち打ち症があります。 むち打ち症とは、首の筋肉や靭帯が損傷することで起こる症状で、 首や肩の痛みやコリ、頭痛、めまいなどがあります。 むち打ち症は、 レントゲンやMRIなどでは異常が見つからないことが多く、 病院では投薬や湿布などの対処療法が中心になります。しかし、 これらの治療だけでは、 痛みやコリがなかなか改善しない場合もあります。
そこで、整骨院では、手技療法や温熱療法などを用いて、 首や肩の筋肉や靭帯をほぐし、血行を促進し、 炎症を抑えることで、痛みやコリを和らげることができます。 また、運動療法やストレッチなどで、首や肩の可動域を広げ、 筋力をつけることで、機能回復を目指すことができます。 これらの施術は、病院ではなかなか受けられないものです。
また、整骨院は、病院よりも待ち時間が少なく、 夜遅くまでやっているところも多いので、 仕事や家事などの日常生活に支障がないように通院しやすいという メリットもあります。整骨院によっては、 交通事故の治療に特化したところもあり、 交通事故の被害者に対して親身になって相談に乗ってくれたり、 保険会社とのやりとりを代行してくれたりするところもあります。
交通事故で整骨院に通う注意点
交通事故で整骨院に通う注意点は、主に以下の3つです。
– 最初に病院で診断を受けること
– 医師の許可を得ること
– 保険会社の承諾を得ること
交通事故で整骨院に通う場合、 最初に病院で診断を受けることが大切です。整骨院では、 医療行為ができないため、 ケガの状態を正確に診断することができません。また、 交通事故の損害賠償を受けるためには、 病院での診断書が必要になります。そのため、事故直後には、 整形外科などの病院でレントゲンやMRIなどの検査を受けて、 ケガの状態を診断してもらう必要があります。
次に、整骨院に通う場合は、医師の許可を得ることが大切です。 医師の許可がない場合は、 保険会社から整骨院での施術費が認められない可能性があります。 また、裁判になった場合には、 整骨院での施術費や慰謝料が減額されるリスクもあります。 そのため、整骨院に通う前には、病院の医師に相談して、 整骨院での施術が必要であることや、 どの部位やどの程度の施術が必要であるかを確認してもらう必要が あります。