コラム
保険の種類について
2022.12.24
今日はみなさまも加入されているであろう、自動車の保険に関するお話です。
大きく分けて、自賠責保険(通称:強制保険)と任意保険の2つがあります。
呼び名の通り、自賠責保険(強制保険)は必ず加入しなければならないもので、内容の選択などはほとんどできません(どこの会社を通すかということぐらい)。
それに対して、任意保険はさまざまな補償内容の中から選択し、自分に合った保険の形にすることができます。
今日のお話はこの任意保険に付けることのできる「弁護士特約」という特約のお話です。
結論からいいますと、みなさん絶対にこの特約は付けておいたほうが良いと思っています。
なぜかと言いますと、万が一後遺症が残ってしまうような場合の補償や、示談時の慰謝料の金額などに大きくかかわってくるからです。
この金額の計算には基準が設けられているのですが、弁護士さんに交渉に入ってもらうかどうかでこの基準が変わります。(金額の詳細はここでは割愛)
ちなみに、”弁護士”という言葉をきくと「そこまでおおげさにしなくても…」と言われる方がとても多いのです…。しかし、交通事故によるおケガの場合、治療にかかる期間が通常のおケガよりも長く必要になってしまうことや、精神的苦痛・入院や通院にかかる費用(交通費など)・休業損害などさまざまな要因で苦労することなりますので、その代償はしっかりと請求されるべきだと思います。
また、通常弁護士さんへの相談や交渉の依頼をすると、弁護士費用が掛かってしまうことを懸念される方が多いですが、ここで登場するのが「弁護士特約」なのです。
この特約を利用することにより、保険会社が弁護士費用を負担してくれるため、みなさまが負担せずに済みます(上限額はおおむね300万程度)。しかも”特約”なので、利用することによって等級が上がることもありません。
中には交通事故の相手が任意保険に加入していなかった…なんてこともありますので、そのような場合にも交渉を依頼する事ができます。
このようなメリットがある弁護士特約ですが、やはりつけることにより月々の保険料が上がってしまうというデメリットもあります。
交通事故でケガをされた方を多く見てきた経験からすると、私は「安い」と感じます。
交通事故に遭わないのがベストですが、いつどこで何が起こるかわかりません。
もしよろしければ、これを読んで頂いたことを機にご自身の加入されている保険について見直してみていただければと思います。